佐藤琢磨 8位入賞!!
2007年F1グランプリ 第4戦 (スペイン) でSUPER AGURI F1 TEAMの佐藤琢磨氏がなんと8位入賞を果たした。
SUPER AGURI F1 TEAMが発足して僅か1年4ヶ月。
予選第2セッションではトラブルからコース上でストップしてしまい、2回目の走行がスタートできなかった。しかし予選順位は13位。最速ラップタイム 1分22秒090。
スタート前に浜ちゃんが亜久里代表に去年はビリケツの方にいて今年はこの位置。だったら来年はもっと前に・・・・ってコメントも出ていた。
それを受けた亜久里代表は困りながらもうなづいた。
レーススタート直後、マッサとフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・メルセデス)が1コーナーで交錯し、アロンソがコースアウトというハプニング。アロンソは順位を4位に下げると、マッサは2位ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)を引き離し、そのまま逃げ切った。
13位からスタートした佐藤琢磨は後半戦に何とか9位まで追い上げる。そしてその前には3ストップ作戦を取ったジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)が16秒+α差で走っていた。
残り7周というところでフィジケラはピットイン。ピット作業は一瞬の4.9秒!!
1コーナー手前でほんの数メートル差で佐藤琢磨が前に出た!!やった!!
きわどかったけど本当に凄い事だ。
この1ポイントの重みは優勝にも引けをとらない大きな1ポイントだ。
走れ 琢磨!!逃げろ琢磨!!
琢磨がF1入界時に同じチームメイトだったフィジケラ。負けるな琢磨!!
必死の応援だった。画面でも琢磨の車が映っている。世界の注目を浴びているのだ。
SUPER AGURI F1 TEAMはなんだか緊張しまくりの状態。
あと1周・・・・そして琢磨は走りきった。
やったぜ佐藤琢磨!! 凄いぞSUPER AGURI F1 TEAM!!
あらためておめでとうございます。
琢磨がチェッカーを受けるのをモニターで確認した亜久里代表。満面の笑顔でみんなと握手をし、喜びを噛みしめる。
浜ちゃんが亜久里代表の目に潤む涙を指摘しながらも一言。
浜ちゃん:『おめでとうございます。』
亜久里代表:『チームとしてはポイントが取れるというのは優勝と近いものがあるからね』
確かに昨年からマシン戦闘能力の低さ、そして琢磨の失格もあり大変な事ばかりだったから・・・現場はもっと辛かったろうし。
レース前、ピーター・マックール チーフデザイナーへのインタビューで『今年の目標はポイント獲得だ。今週末、それが達成できたら最高だね。 』って言ってた事が現実になるなんて本当に凄い。
レース終了後、琢磨は左手にヘルメット持ったまま両手を挙げて走って戻ってきた。
琢磨:『やりましたぁ やったぁ!!』
インタビュアー:『フィジケラを見たときどんな気持ちでした?』
琢磨:『本当に あの タイムレースをしていたのはわかっていたし、エンジニアから・・・出ていて 本当に一秒くらいの差でピットロードから出てくる彼を見たときにはもう 本当に涙が出てね。 前がにじんで本当に運転するのも大変だったんですけれども・・・・あー ここまで スーパーアグリチームが本当にすばらしい仕事をしてくれたし、もう本当に感謝の気持ちでいっぱいです。』
さぁ、5/27(日) モナコグランプリだ!!
最近のコメント