好きなボーカリスト アルバータ・ハンター(ALBERTA HUNTER)
22歳の頃、名古屋の錦3丁目(キンサン)にあったJazzのお店 JAZZ THE CAT での事。
カウンターの一角に今流れているアルバムのジャケットが置かれているのを見たらお婆さんの写真。
流れている楽曲は、とても歯切れのいいダイナミックな ボーカリストの声。「01.mp3」をダウンロード
なんと82歳の女性ボーカリストだった。
ハスキーで声量のある声は一瞬男性かと思うほどで、ましてや82歳とはとうてい思えない声に驚いた。
僕の声はもともとは高いので女性コーラスの中でソプラノを担当していた。
音楽の時間で歌うとみんなとオクターブ違う声で歌うから、その違和感でみんなが振り向いた。
女性の高い声は素敵だと思うけど、男なのにそんな声が何より嫌だった。
72年、中学1年の時に吉田拓郎さんの『人間なんて』を聴いて感銘を受けて、声をつぶして歌うようにした。
そんな時に拓郎さんが『僕の歌には誰にも負けないSOULがある』と言われた。
それから僕も歌を歌う時には心をこめて歌うようになった。
声がでかいとかいわれたりするけれど、こんな風に歌を歌う男がいてもいいんじゃないかと思っている。
だからアルバータハンターの声にも共感してしまったのです。
先日ネットで調べたら偶然にもCDが存在している事を知り、2枚のアルバムを買いました。
届いたCDを早速聴いたら、やっぱりいいのです。
ライブ盤は初めて聞きましたがこれも素晴らしい。
彼女がステージに上がる時は照明が暗転する。
そして車椅子でマイクの前までひかれた後、弱々しく立ち上がる。
照明が点灯されてバンドの演奏が始まると、突然ピンと背を伸ばしあの迫力あるボイスを聴かせる。
信じられない光景ですよね。
是非、皆さんも一度お聴きいただければ幸いです。
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今日、馬車道はおかげさまで11周年を迎えることが出来ました。
ご愛顧いただいております皆様に心よりお礼申し上げます。
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