夢をかなえた男
昨日、馬車道に初めて見えたお客様。
昔、彼はサラリーマンで毎日あわただしい毎日を送っていた。
しかしながら彼にはどうしても昔から夢に見ていた職業があった。
そんな夢を捨てきれず仕事の合間に勉強を続け、その世界の入社試験を受けた。
彼の努力が報われたのか合格通知を受け取った。
合格とはいえ、あくまでも契約社員の形での入社であり、それから下働きの毎日を送りながら最高の資格を得る為の試練が始まった。
度重なる試験を1つでも落としてしまうと契約社員ゆえに解雇されてしまうという大きな壁。
そして6年目にして最後の試験で彼は勝ち取ったという。その時合格したのは彼一人だけだったという。
本当によかったね。
いつも一生懸命でどんな事にでも頑張っていた彼だから出来たんだと思う。
こうしてこの話を聞くことが出来て昨日はとてもいい時を過ごせたし心温まるものをもらえたことに感謝します。(お店をやっていてよかった)
昔の彼を知っているだけに大きく成長した事を話を交わす中で僕は感じた。
資格を取るための努力は誰もがしている事なのかもしれないけれど、自分の夢を実現するという大きな目標に到達した彼は資格のみならず真摯な男というものになっていた。
これが何よりすばらしい事だと僕は思う。
おごり高ぶる者達が多い中、素敵な男として成長した人にめぐり合えた。
それは僕に厳しい戒めとして伝わった。
堕落と転落の中でもがくのでは無く、もっと先を見て一生懸命生きていこう。
人として生を得た権利を大切にして生きて、すばらしい人となる為に。
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