父の志
父が他界して今年で5年になるのですが今日何気なくネット上の地図を見ていたら何と僕の生誕地でもある場所に『○×神宮』って書かれているのを発見。
父亡き今、施主の方がご好意でほんの10坪の小さな社をお守りいただいているのですがそれが地図に載ってるのが嬉しかった。
わが家は裕福でもなかったけれど謝礼はあくまでもお気持ちだという事で通してきた。
片道720円かけて行くところでいただく謝礼は400円。 ご老人だったせいか時には103円(白コイン4個)って事もしばしば。でもそれが父のいいところだったとおもう。その分ほかのお施主さんにしていただけた事もあったのかな。
僕が大学生の時には脳血栓で倒れ、半身麻痺になった時、言語障害にも関わらずお経を読み続け2年かけて人が聞き取れるまでになった。足も不自由だったが毎日30分~1時間は必ず歩いてリハビリを続けた。まぁそれを支え続けていた母はもっと大変だったろうけど。
9年前、母が交通事故で急析した時も父は悲しんだが、肝臓がんと半身麻痺の不自由な体にも関わらず他界する半年前までの5年間神主の仕事を続けた。
そんな父の志がこうして地図に名前が書き込まれていることで絶えずに残っていることにあらためて感謝します。
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